TECHNO/HOUSE Online vinyl record shop ご注文方法
ご利用規約

カート
0

ログイン | 新規会員登録

それは一体何だったのか。HARDHOUSE/HARDTECHNOと自分

それは友人がFACEBOOKで教えてくれたこちらのエントリー記事でした
特別連載:ハードテクノとは何か?

現在ブラジル在住の友人ありがとうね!
こちらの記事にうちの店のことも書いてあったからということで教えてくれたようで。
そこに自分の店や自分のリンク的なものもあったのでいいかなって感じでこちらでもリンクさせてもらってます
TAK666さん、お疲れ様です。

こちらの記事、一連のHARDTECHNO/HARDHOUSEについてよく書かれていまして
この記事を読むことでその流れをざっくり知ることができますが
ちょうどここ最近こういった話を何度かする機会があって自分なりに何か書き留めておこうかなと思ってたところでした
文章書くの時間かかるし面倒くさいしさっき実は一度書き始めた記事が消えちゃったしで萎えてたんですが(笑)

基本自分のことと自分が見てきた経験してきた部分で書いているので異論もあると思いますが
個人の見解ということで。

さて、何から書けばいいのか・・・と、色々思い出してみると
ほんとうにもうなんか遠い昔の昔話みたいな気持ちで。
経てきた年月も感じますが覚えてることもだんだん色合い薄くなっていきますので
現時点で記憶してること、もしかしたら記憶違いかもしれないけど、今思い出せること覚えてることを
ここに一気に書いてみたいと思います
最終的にメモ書きっぽくなって言葉も足りないとこもあってわかりにくいとこあると思いますがご了承を!

簡単に言うとレコードカルチャーとともにこのジャンルは一度まるで消えてしまったかのようになるわけなんです

続けます!

この件で一番覚えてること、インパクトが強烈だったのはCISCO倒産でした
詳しいことはよくわかりませんがレコード屋の部分の問題ではなく、会社そのものが別の部門で失敗し
その都合でお店も閉店となるというものだったというような噂と言うか話というかそういうことだったと記憶してます
これをきっかけにその後UKのディストリビューター、ウィンドウソングだったかな?が倒産します
この辺からなんかどんどん色々なくなっていったというかその後AMATOっていうディストリビューターもはっきり覚えてませんが
見かけなくなりHARDHOUSE専門というかそのジャンルに強い流通というものがなくなってしまったな?!と、いう時期を迎えます
自分にとってこれが強烈だったのはそういうジャンルもPLAYするDJでありそういうジャンルをメインの一つに扱うお店を運営してたことにあります
その柱となる主たるジャンルがまるでなくなってしまったかのような状態になったわけで
更にその後HARDTECHNO側の主たるTECHNOレーベルやPATTERNS系のオランダの流通系商品やレーベルもなくなってしまいます
BPM140前後のあのあたりの音源が一気に無くなったわけでこれはもうDJもレコード屋もだめかもしんないという状況になり
非常に苦しかったので忘れませんし、またその時のインパクトとショックは結構後々長い期間引きずることとなります
海外のこっち系の企業は12月に倒産する場合が多く、今までにも何度かありますが
12月に倒産してその前に乱暴にカードでの支払いをさせてメチャクチャな内容の在庫やレコードを送ってきた
ディストリビューターや担当のやつもいたりするので
12月に海外担当との連絡のレスポンスが固まると未だにヒヤヒヤしたりします(笑)
そういうところも超えて、今では続けてよかったなと感じていますが
お店もDJも、もし辞めるタイミングきっかけがあるとしたら今思い返せばここだったのかもなとも思います
それほど強烈な出来事でしたしショックも大きかったです。

世間というのはそういう自分の気持とは裏腹に終わったものに時間を割いたりしない感じで
HARDHOUSE/HARDTECHNOのPARTYやDJなんかも一気に見かけなくなり
そういうものはそもそもちょこっとだけ世の中にあっただけみたいな
そっち側にいたものとしてはなかなか納得の行かない状態や扱われ方になり
悔しい思いというかなんというかな気持ちになることがしばらく続きます
ありがたいことにHARDTECHNO聖地的な呼び声もあったうちの店のこともみんな忘れていきますし
そういう消滅していく運命のものに皆急に冷たくなったと感じることも増えていきます(笑)
そんな中更に劣勢状況続きます。
例えば東京ではベルファーレもマニアックラブも無くなり
UKではTIDYもNUKLEUZもUKからの白番の怪しいやつもほとんど見かけなくなり
ダッチ系のHARDTECHNOレーベルやARTISTやなんか本当に今まであったものが終了し
そのジャンルのレコードでのリリースが殆どなくなってしまう日が到来します(そしてそれは現在まで続きます)
もう本当に竜宮城って言うか、完全に昔話みたいになったというか。
あれ夢だったんじゃないかみたいなそんな感じで。

元々が流行り廃れに影響される部分もあるとはわかっていても
大黒柱みたいなのが急に抜かれいきなり崩壊寸前の危機みたいなとこに追い込まれるわけなんですね
あー、今書きながら思ったけど、やっぱりこの時が一番きつくてここを乗り越えたから今でも色々続けてられるような気がしますわ。
レコード屋ではありましたしDJでもあったんですけど時代で事業が一つ終わって
会社を存続させるための新規事業を立ち上げなければならない
今思えばこのときはそんな気持ちだったし、かと言ってあれ程のめり込んだものが一気になくなったショックから
次へと簡単に流れを変えることもできるわけがなく本当に大変でした
昨日まで本屋さんでしたが明日からは蕎麦屋になります!みたいな感じというか
やらなきゃならないという気持ちとそれはもう絶対無理やろ!みたいな気持ちがあったし
今思えばあの音源はレコードカルチャーと共にあった部分もあってその後現在DJがデジタル主流に変化していく中で
レコーディングカッティングヴァイナルミックステクニック的な部分も職人的な技術も
音源の変化そっちに合わせていく中で不要となる部分もあったりなかったりで
時代とともになるべくしてなった感じだなと納得するできるところまで行くのには相当な年月がかかりましたしね。

書いてて気が付きましたが今思えば自分はその後現在に至るまでこのショックが大きくて
所謂HARDGROOVE寄りのSETでやってくれってORDERが来てもほとんど断ってる時期がありました
変えていくと決めた中で2つの軸で器用に立ち回れるほど自分はできるタイプでもなかったし
ショックも大きかったからもう戻らないならしばらくは忘れたいというのもあったかもしれません
今の自分のDJのスタイルやお店の方向性もまた一からやり直してる気持ちだったし
そんなときにセンチメンタルな気持ちで引き戻されて集中力を欠きたくないしそんな余裕もなかったし
寄り道してる暇はないみたいなところはあったかなと。
その後は正直割りと無我夢中だったのでどうやってここまでこれたか?みたいなのは
断片的にぽつりぽつり思い出せるだけなんすよね、なんとなく覚えてるというかそんな感じ。
その後TECHNICSがタンテの生産なんかを終了させるニュースがあったときはもう本当にだめなのか?みたいなとこもあったっすけど
結局それによって他社からも優秀なタンテが出てきたり樽屋みたいな針もあったり
そのときに全然想像できなかったけど過去最高のレコード生産量という時代が来たりで
一言でまとめらんないすけど「長くやってると色々あるな」って感じの一言にまとまるわけです

お店もDJもやってることはあの頃とはぜんぜん違うところもあり
本当に「あれは一体何だったのか」みたいなところ、あるといえばあるんですが
それからさらに時を経て2020年、その頃のARTISTも健在だったりする人もいるし
時代って回ってるだけのところもあってあの頃の匂いみたいなものがする何かがまた出てきてるところもあるしで。
そういう気持ちの整理とかもできるようになった今、思い出して思うことは
「楽しかったな」くらいしかなくて。消費しきった気持ちはあるというか
TOPBREEDERSってその時のやりたかったこと、だいたい出来ちゃったしで。
これ以上新しくならないものには自然と興味わかないとこもあるしそういう意味で新しくなっていない人とか場所とかも
あったりするんでしょうけどそれはそれで楽しいならいいことだしなんだけど自分はそっちに引き戻されたくなくて。
だからそう思うと自分自身が一番そっけない態度、取ったとこもあったでしょうね
今思うとなんか申し訳ないなと思う部分もあるというか。いや、申し訳ない・・・は言い過ぎか。
趣味、ではないので。好きなだけではあるんですけどね。

そんなこんなで今考えれば自分のDJ人生やレコ屋人生の中で音楽的に一番インパクトあったものですね
ただ音楽が素晴らしいのはそれも踏まえて新しくなっていくところもある所で
それで今の自分が成り立ってる部分はあって。
あれがあって今の自分に生かされてるとこあるでしょうしね。
あれから10年は経つんですね、10年前ですもんね、もう、昔話でいいですよね。



初めてのお客様へ | ご注文方法 | ご利用規約/特定商取引に基づく表記 | お問い合わせ | サイトマップ
HOUSE(ハウス)・TECHNO(テクノ)の輸入レコード専門店 レコード通販ショップ FreestyleOnline
有限会社パーフェクトピッチ 古物商許可番号 第541052003600号 愛知県公安委員会許可